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バトルグラウンドからの報告(17) ── 魅力は、自己規律、知性、前向きなこと

本日、アメリカのネットワークテレビでコメンテーターをしている方の講演を聴き、その後レセプションにお邪魔してきた。その人物(黒人女性)が言うことには、オバマには、三つの類稀な資質があるという。

・自己規律 discipline
・知性 intellect
・前向きなこと optimism

彼女の意見では、1984年と1988年のジェシー・ジャクソンの選挙戦のときと、オバマの表向きの政治的メッセージは同じらしい。

それはチェンジ。

思えば政権政党でない限り、言うことは決まってチェンジ。チェンジは「政権交代」と訳しても良い。つまりアメリカの民主党の主張は日本のそれと大して変わらないのである。そしてまた、政権政党が野党候補の「経験」を問うあたりの構造まで同じだ。

では、オバマは、いったいどこが質的に、幾多あるチェンジと違うのか。次回はこれについて語ろう。

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コメント (1)

an alumnus:

久方ぶりに立ち寄らせていただきました。アメリカ本土にいらっしゃるのですね。驚きました。
さて、大統領選まで日が無くなり「オバマ優勢」が日本でも報じられる中、「暗殺計画」も大きく取り上げられました。メディアは「容疑者は白人至上主義者の若者」とだけ報じましたが、そちら(アメリカ)でも同様でしょうか?私はどうしてもキリスト教保守派・福音派との関係を無視できないと思います(ペイリンだし…)。
お体に気をつけてください。選挙後の「バトルグラウンドからの報告」では、先生の冷静かつ情感溢れる文章を楽しみにしています(笑)

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2008年10月29日 12:19に投稿されたエントリーのページです。

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