このコーナーでの記事は、なるべく一ヶ月に一度の割合で新記事を発表していきます。二つあるエッセイは、お好きな方からご覧ください。サーバのディスクスペースがいっぱいになるまで、〈バックナンバー〉もこのサイトにおいておきます。が、ある論理的帰結としてシリーズ1はなかなか更新できません。このあたりの詳しいところは最新の記事をご覧ください。シリーズ2の方は順調に連載が進んでいます。

1.ラジオ局とその地区の歴史を紹介したもの

地方史(ローカルな歴史)をラジオというメディアを手がかりに紐どいていきます。ラジオはインターネット上で聴けるものを選びます。

2.実験的連載エッセイ「リズム・アンド・ブルーズの政治学」

現時点でのもっとも精確な公民権運動史と、公民権運動と時期を同じくして、アメリカのメインストリーム文化になったリズム・アンド・ブルースの興隆とを平たい言葉で論じていきます。

学問的には、ネルソン・ジョージによる「黒人しかR&Bはわからない」論を論駁すること、そして他面ではポール・ギルロイの〈ブラック・アトランティック・ワールド〉形成の北米での展開の詳述、を狙ったものになります。

一般的には、あるR&Bやソウルの曲が好きだとして、その当時の黒人の情況が判ればもっともっとその曲が好きになります。そのことに私の力がいくらかでも役立てば…、と考えています。

なお、煩雑さを避けるため、注は特に必要と感じたケースを除き、割愛させて頂きます。参考文献はまとめて別ページに掲載しますので、そちらに興味のあるかたは、ここ、をクリックしてください。

アフリカン・アメリカン・スタディーズのリンク集を作成していて最近(2000年6月初頭)気がついたのですが、WGBH-Bostonがなんと"Politics of Soul"という連続番組をウェブ上で放映していました。同局は、公民権運動の映像では古典的ドキュメンタリー、Eyes on the Prizeの制作会社でもあります。んでもって、やばい、負けてはいられません。そこで参考までに、WGBH-Bostonの第1回だけただでダウンロードできたので、アップロードしました。 ここ、をクリックして下さい。少しファイルは大きいですが、今やブロードバンドの時代ですものね。2001年6月16日